ビジネスの打ち合わせや客先訪問などで乗り慣れない電車やバスを使うことはよくあります。現地に定刻で到着するには何時に出発したらいいか、目的の駅に快速や急行は停まるのか、といった情報は事前に調べておきたいものです。そんなときによく使うのが、乗換案内アプリ。公共交通機関を使った目的地への最適ルートを簡単に調べられるので、非常に便利です。今回のコラムでは、無料で使える4つの乗換案内アプリを使用し、比較してみました。
「乗換案内アプリ」を選ぶポイント
乗り換え案内アプリとは、鉄道、路線バス、コミュニティバス、飛行機などの公共交通機関を使い、目的地までの最適経路と運賃、所用時間を調べるアプリです。最安ルートや最短ルート、乗換回数などがスマホなどでささっと調べられるので、移動中でも使えます。ただし、オプション機能は有料となる場合もあるので、各アプリの特徴をおさえて利用しましょう。
便利な乗り換え案内アプリの基本機能と便利機能を比較!
Yahoo!乗換案内(ヤフー株式会社)
1.基本機能
Yahoo!乗換案内は、ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフー株式会社の乗り換え案内アプリです。飛行機とフェリーには対応していませんが、鉄道の駅やバス停のほか、住所、施設の電話番号、施設名でもルート検索が可能です。
よく使う時刻表を保存できる「My時刻表」のほか、圏外や通信制限がかかった状態でも閲覧できるよう、気になるルートをスマホへ保存してあとから確認できる「ルートメモ」などの機能があります。
2.これは便利!駅・バス停・スポット検索機能
「土地勘がない出張先で急に現金が必要になったけど、最寄りのATMがわからない」「このまま直帰してもいいけど、せっかくだからご当地名物を食べて帰りたい」などと思った経験はありませんか?
Yahoo!乗換案内であれば、近隣のコンビニ、銀行ATM、ファミレス、話題のお店といったスポット情報を、駅やバス停の名称からさっと検索できます。「位置情報の取得を許可する」に設定にすれば、現在地付近にあるスポット情報を自動で取得でき、さらに便利になります。
Yahoo!乗換アプリのダウンロードページ
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乗換ナビタイム/乗換NAVITIME(株式会社ナビタイムジャパン)
1.基本機能
乗換ナビタイム/乗換NAVITIMEは、ナビタイムジャパン社が提供する、日本最大級のナビゲーションサービス「NAVITIME」の乗り換え案内アプリです。鉄道や路線バスのほか、飛行機(ANA、JAL、LCC/その他)、高速バス、フェリーの乗換ルートや所要時間、運賃を調べられます。
「デイリー」というメニューにいつも使う経路を登録しておくと、時刻表をすぐに閲覧できるだけでなく、出発地と目的地の天気もすぐにわかります。
2.これは便利!「混雑を避けたルート」機能
忙しいビジネスパーソンは「荷物が多い」「座席でPCを使いたい」といった考えることが多いのでは?電車の移動時間も有効活用したい、そういった時は「どうしても!空いた電車に乗りたい!」と考えるものです。
乗換ナビタイム(乗換NAVITIME)には、出発地と到着地を入力して検索すると6つの混雑レベルが表示されます。混雑レベル「乗れない・身動きできない・混んでいる・立って乗車できる・席はいっぱい・座れる」の6段階です。表示も一目でわかるピクト状で色分けされているので、とてもわかりやすく、忙しいビジネスパーソンにはありがたい表示です。
3.有料「プレミアムコーム」の特徴
有料の「プレミアムコース」へ登録すると、駅ナカの地図や、遅延・運行情報が確認できます。駅構内の地図があれば、トイレや手土産を購入できる売店をささっとチェックできるので、忙しいビジネスパーソンにとってありがたいでしょう。「電車が大幅に遅れているから、駅ナカで軽く食事しておこう」「同行者と駅ナカのカフェで簡単な打ち合わせをしておこう」といったときにも便利です。
乗換NAVITIMEアプリのダウンロードページ
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駅探乗換案内(株式会社駅探)
1.基本機能
駅探乗換案内は、鉄道、バスのほか、飛行機(JAL、ANA、その他)といった空路などを使った最適な経路が調べられるアプリです。
2.これは便利!文字と入力スペースが大きい画面設計
駅探の特徴は、画面の文字と入力スペースが大きいこと。最近めっきり小さい文字が見にくくなった、という方にとくにおすすめです。アポイントの時間が迫っている移動中の操作や、目がお疲れのときなどは、とくに助かるかもしれません。
画面の余白が多いので、ほかのアプリで「情報量が多すぎて読みづらい!」と感じている人にはピッタリです。
3.有料プランの特徴
有料プランには、目的地まで歩いていくときの道順を地図に示す「徒歩ルート」や、路線バスの停留所を確認できる「運行経路一覧」といった機能があります。徒歩やバスで客先訪問をするビジネスパーソンにとくにオススメです。
駅探乗換案内アプリのダウンロードページ
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駅すぱあと(株式会社ヴァル研究所)
1.基本機能
駅すぱあとは、鉄道、バス、高速バス、飛行機の路線図や運行情報、時刻表、始発、終電、経路などを検索できるアプリです。駅名の予測入力や履歴入力があり、経路や運賃をすばやく簡単に調べられます。
2.これは便利「地域ジャンプ」機能
駅名をタップするだけで、その駅に運行している路線がわかります。遠方の見知らぬ駅や、乗り入れている路線が多い駅を利用する場合に便利です。
そんな時、通常の乗り換え案内のみでは調べることができず、別途駅名から調べ直さないといけません。そんな時に便利なのが「地域ジャンプ」機能です。東京、名古屋、大阪をはじめとする国内10の地域名をタップすると、まずその該当都市の路線図が表示されます。その路線図内の駅名をタップすると、選択した駅より発着している路線を全てみるこことができ、もちろん時刻表も調べられます。
3.これは便利「タクシー料金をチェック」機能
ルート案内区間をタクシーで乗ったらどれぐらいの金額になるのか、予想料金を調べる機能がユニークです。
持ち歩く荷物が多すぎて電車乗り換えがつらいときは、タクシー利用が便利ですし、複数人で移動する場合は電車よりもタクシーで移動した方が交通費が安くすむ場合もあります。同乗者最大4名で割り勘したときの金額も表示されるので、移動手段を即時に判断できます。
4.有料プランの機能
有料の「プレミアムプラン」に登録すると、遅延情報に連動した迂回情報の検索だけでなく、定期券を考慮した運賃表示が可能になるので、経費精算にも役立つでしょう。
また、ユニークな機能として「酔っ払いモード」というほかでは見られない便利な機能も使えます。
自宅をあらかじめ登録しておけば、文字情報を入力することなく、ワンタップで現在地から自宅への終電時間と経路を確認できる便利な機能です。終電までのカウントダウンもしてくれるので、接待や飲み会が多いビジネスパーソンには非常に便利な機能かもしれません。
駅すぱあとアプリのダウンロードページ
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乗り換え案内アプリは、ビジネススタイルに合わせてオプションを探してみよう!
このように、各アプリの特徴はさまざまです。ご自身のビジネススタイルを考え、使いたい機能が無料で使えるか、確認するといいでしょう。
- 近隣スポット情報も同時に調べたいなら「Yahoo!路線」
- 混雑状況を簡単に調べたいなら「乗換ナビタイム」
- 小さい文字がつらい人は「駅探」
- 路線図から簡単に操作したい人なら「駅すぱあと」
といったふうに、使い分けてもいいかもしれません。
基本機能は無料で使えるので、まずは複数をダウンロードし、実際に使ってみてはいかがでしょうか。
「乗り換え案内」と連携した経費精算システムが便利!
乗り換え案内ソフトと連動した経費精算システムを使えば、最適経路を簡単に調べられる上、使った分の運賃把握も簡単です。
イージーソフトの「HRMOS経費」は、ICカード読込だけでなく乗換案内アプリ「駅すぱあと」との連動、定期券区間控除、訪問パターン転記などの機能があり、面倒な交通費精算がスムーズになる経費精算システムです。※上記駅すぱあとアプリの仕様とは若干異なります。
交通費精算にかかる時間を大幅に削減できれば、顧客訪問回数を増やしたり、無駄な残業を減らしたりできるほか、ワークライフバランスの向上も実現できるでしょう。
初期費用は無料・月額1人あたり580円から
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