お得意先の担当者が転勤するので、菓子折りを持ってご挨拶に行く、出張土産を部下に買って帰る。ビジネスシーンでは、このように菓子折りを購入することが多々あります。
今回のコラムでは、このような菓子折りを経費精算するときの勘定科目を、シーン別に解説いたします。

「菓子折り」とは

菓子折りとは、お菓子を箱に入れて包装し、贈答用にしたものです。
元々は菓子を入れるための「折箱」というヒノキやスギといった薄い木の板を使った箱を指していましたが、今日では、感謝や謝罪をあらわすときの進物としての菓子を指すものとして使われています。

ビジネスシーン別「菓子折り」の勘定科目

ビジネスシーン別「菓子折り」の勘定科目
ビジネスパーソンが購入する菓子折りの勘定科目は、目的によって変わります。計上の参考になるよう、以下に具体例を紹介します。

「接待交際費」として経費精算できるケース例

お客様や取引先へのご挨拶に持参する菓子折りは「接待交際費」として計上します。

  • 取引先の担当者が転勤するので、デパートで購入したお菓子を渡す
  • 定年退職されるお客様に、ご挨拶の手土産として最中の詰め合わせを用意した
  • ご迷惑をかけた取引先にお詫びにうかがう時の手土産として、有名店の羊羹を購入した

「福利厚生費」として経費精算できるケース例

法人によっては、従業員のモチベーションを上げることを目的として菓子の購入を許可されているところもあるでしょう。その場合の勘定科目は「福利厚生費」が適切です。

  • 残業中の従業員に、夜食として肉まんを差し入れた
  • 仕事を頑張る社員のために、出張先で饅頭を購入した
  • プロジェクトが受注できた祝いとして、従業員にシュークリームをふるまった

「会議費」として経費精算できるケース例

取引先との商談や、社内の会議などで提供する菓子は「会議費」として適用できます。

  • 大切なお客様が来社されるので、有名店の煎餅を用意した
  • 取引先担当者との打ち合わせに、コーヒーショップで飲み物とクッキーを買った
  • 社内のミーティング用に、コンビニエンスストアでチョコレートを購入した

経費計上できる「菓子折り」の金額とは

菓子折りに使える金額と、そのときに設定する勘定科目は法人によって異なります。一人3,000円以下は「会議費」、それ以上は「接待交通費」といったふうに基準を設ける企業も多いでしょう。企業ごとにその基準は異なるものなので、詳細はご自分の会社の経理部に確認してみましょう。

一般的な税務において菓子折りなどの「交際費」がどのように扱われるかについては、下記リンクをご参照ください。

国税庁|交際費等の範囲と損金不算入額の計算

「接待交際費?会議費?」科目に迷ったら経費精算システム導入がおすすめ!

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出会いと別れの季節でもある年度末・年度始めは、菓子折りを購入するシーンも増え、同時に経費精算業務も増加します。

「社内打ち合わせ用に購入した飲み物とクッキーは会議費ですか?それとも福利厚生費ですか?」「接待交際費の上限はいくらまでですか?」といった問い合わせが多発し、個別に対応したり、何度も同じ質問に答えたりするのがわずらわしく感じることでしょう。

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